こんにちは、皆さん。
最近はめっきり民放を見なくなったミムスです。
Netflixドラマ「Top Boy」の最終シーズンが遂に9月に配信されるそうです!

パチパチパチパチ……
ドラマ好きの知り合いから勧められてハマってしまったこのドラマ。
日本だと知名度が低いらしくほとんど情報がありません(寂しい)。
恐らくメインキャラクターの大半が黒人の「ブラックコミュニティ」を描いたドラマ、であることがその理由ではないかと私は考えています。
多くの日本人にとって黒人文化って馴染みがないですもんね。
日本人が普段触れている外国文化も白人文化がメイン(ハリウッドとかディズニー人気海外ブランドとかね。唯一今やヒップホップが世界を席巻している音楽シーンだけは異なりますが…)。
私なんかは小さい頃から特にイギリス文化への憧れが強くて、イギリスの小説を読んで「ウィリアム王子と結婚する!」とか言ってる子でした(イタイ、イタ過ぎる…)。
黒人文化は自分にとって対極にあるもの、と思ってました。
例えば、白人の方は恋愛対象として考えられても、黒人を恋愛対象と考えたことはなかったです(ちなみに私自身は留学経験もなければ、外国の方ときちんと接した経験も人生の中で数度しかないです。あくまで脳内での話です)。
でも“Top Boy”を見て
「こ、黒人ってかっけえええ!」
って初めて思いました。
今じゃ白人を見てもあまりときめかないほどです(←どんだけ安易)。
何と言っても色気がすごい。この色気は彼らの外見から来るもの、というよりブラックカルチャーがもつ独特の雰囲気によるものな気がします。
“Top Boy”を見て、私は黒人文化がグッと身近に感じられるようになり、興味を持つキッカケにもなりました。
今日はそんな“Top Boy”の魅力について語っていきたいと思います。
ドラマ“Top Boy”の魅力とは
ありそうでなかった題材
“Top Boy”は「イギリスの麻薬売買を生業とする黒人ストリートギャングの抗争と、そこで繰り広げられる濃密な人間関係」を描いているドラマです。
ギャング映画は結構あるけれど“イギリスの” “黒人を”主人公にしたストリートギャングの映画やドラマってあまりなかったと思います。
なので、私も最初勧められたときはどんなドラマなのか、全く想像がつかなかったです。
“Top Boy”はそんな今まで光が当てられなかったコミュニティを題材にしたありそうでなかったドラマだと言えるでしょう。
演出がスタイリッシュ
ストリートギャングという泥臭い題材ではありますが、ラッパー Drake(ドレイク)がプロデュースしているのもありオシャレなヒップホップが随所に散りばめられていてとてもスタイリッシュで見やすいです。
作中で曲がかかると「この曲なんだろう」とつい知りたくなっちゃいます。
ただスタイリッシュな演出には賛否両論あるようです。
というのも“Top boy”には“Top Boy summer house(トップボーイ サマーハウス)”という前シリーズが存在しているからです。
Top Boyには前シリーズが存在する
“Top Boy サマーハウス”は2シーズン 各4話で構成されていて、2011年~2013年の間にイギリスのテレビ番組Chennel4で放映されてました。しかし、イギリス国内では大きな人気には至らなかったのか打ち切りになってしまいます。
ただ、あるコアなファンの心を鷲掴みにしたようで、主人公の1人 Sully(サリー)を演じるKano(ケイノー)も「打ち切りになった6,7年の間、ずっとシーズン3についてどこへ行っても聞かれていた」と言っています。
その後、この“Top Boy サマーハウス”のファンだったDrake(ドレイク)が放送権を買い取りプロデューサーとしても参加し、Netflixドラマとして2019年に再復活したのが“Top Boy”なのです。
“Top Boy”を見る前に“Top Boy サマーハウス”は見るべき?
”Top Boy サマーハウス”は“Top Boy”で描かれるストーリーの過去の話を描いていますので、本来“サマーハウス”の方から見るのが時系列的にも正しいのですが
私は”Top Boy”から見ることをオススメします。
なぜなら”サマーハウス”は良質なドラマであることには違いないですが、演出が地味で退屈に感じてしまう方もいるからです。
実は私は“サマーハウス”から見始めたのですが、ちょっと陰鬱な雰囲気で演出も地味だったので途中でやめてしまったんですね。
対して“Top Boy”は大衆向けのポップな仕上がりになっています。“Top Boy” シーズン1の最初の2話では主人公のダシェンとサリーが仲違いしており、前シリーズ“サマーハウス”を見てない視聴者はなぜそうなっているのか分からず若干混乱するでしょう。こうした混乱を避けるためにも本来は“サマーハウス”を最初に見るべきです。
それでも“サマーハウス”から見ると、私のようにこの作品の面白さが分からず離脱してしまう視聴者が多い気がします。
“Top Boy”を全て見終わった後、“サマーハウス”を見る、という流れが一番楽しめる気がします。
俳優陣がもつリアリティ
このドラマが評価されている大きな理由の一つに「リアルである」という点がありますが、このリアリティに大きく影響しているのが俳優陣の現実でのバックグラウンドが演じるキャラクターと重なる部分がある、ということだと思います。
- ダシェン役 アシュリー・ウォルターズ
例えば主人公の一人ダシェンは「ジャマイカ系イギリス人で女性にモテる兄貴キャラ」という設定ですが、ダシェン演じるアシュリー・ウォルターズは実際にジャマイカにルーツを持っており、結婚歴は3回、8人の子どもを持つビッグダディです。
ちなみに今はあまり活動していないようですが、彼はラッパーでもあります。
- サリー役 ケイノー
また、サリー演じるケイノーは本国イギリスでは名の知れたラッパーですが、本格的な演技経験は“Top Boy”以前はなかったそうです。
そして、彼もサリーの設定と同じく実際にジャマイカ系イギリス人です。
作中でサリーがダシェンのお母さんを見舞った際に「小さい頃、よくアーキー(ジャマイカの家庭料理)を食べさせてもらった。」と昔話をするシーンがあります。
ケイノー本人も幼い頃から毎年ジャマイカに行っていたり「ジャマイカで育ちたかったと思うことがある」とも発言しているので、このシーンはまるでケイノー本人の発言のようにも感じられます。
- ジェイミー役 マイケル・ウォード
そして、ダシェンたちと敵対するグループのリーダー、ジェイミー。
彼は早くに両親をなくし弟たちの親代わりをしながら生きる苦労人、として描かれていますが、ジェイミー演じるマイケル・ウォードはジャマイカ出身で2歳の時に事故で父親を亡くしています。その後、イギリスの東ロンドンに母親と共に移住し、17歳のときモデルとしてデビューしたという経歴の持主。
他にも“Top Boy”に出演する俳優たちは「現実でもこの人はこんな感じなんじゃないか」と錯覚してしまうようなキャラクターとの類似性があります。
それからケイノーだけでなく、同じくラッパーのLittle Simz(リトル・シムズ)とDave(デイヴ)も出演していますが、この2人も非常に演じるキャラクターとマッチしていて、話題性と説得力のあるキャスティングになっています。
多くの俳優がそれぞれのキャラクターに近いバックグラウンドを持っていることでよりリアリティの増したドラマになっているのです。
“Top Boy”は家族の物語である
ストリートギャングものである“Top Boy”ですが、暴力的な描写は少なく、ストーリーの大部分を使って描かれるのはそれぞれの登場人物の家族との日常です。
一見私たち日本人とほとんど変わらない平和な家族との時間。
しかしその平和は常に経済的な不安と命の危険と隣合わせ。
ー本当は普通に生きたいだけ、でも誰かを傷つけなければ生き残れない。
例えそれが長年苦楽を共にした仲間であったとしても。
そして、怒りと失望を繰り返しても断ち切れない家族や仲間とのしがらみー
最終シーズンのティザーが公開されましたが、その中のサリーの言葉は正にそんな苦しみが集約されています。
“If we’re not monsters, we’re food.
And I could never be food.”
(モンスターになれないなら喰われるだけ。
そして俺は喰われる方にはなれそうにない。)
イギリス文化、黒人文化、ギャングものに興味がある方、ぜひ“Top Boy”を今から見て一緒に最終シーズンを楽しみましょう☺️
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